一夜の過ち・・・からの恋


「こんなことなら飲み会行けば良かった」


「あたしは役不足ってこと?」


「じゃなくてぇ~ 中学時代の家庭教師に
偶然再会しちゃってね」


「家庭教師って?」


「制作部の塩田祐矢って言う人が
あたしの家庭教師そして初恋の相手なの」


「えっ!!!マジかー?
なんかあんた色々ある人だね」


「うん!確かにそう思う
それもさ 部長代理の同期というね
昼間一緒にご飯食べてたら
あの人来てからあたしに
『上司に色目使ってるだの』って言うんだよ!
ムカつくでしょ!知り合いだっちゅーの!」


あたしもいつも以上にアルコールの力もあり
ペラペラとあやに話してしまう。


「それにさぁ~
二人で居るときは部長代理って呼ぶな!
って言うしさ~!
仕事の延長みたいで嫌なんだってさ」


「へぇ~ ふーん
なんか読めてきた!」


あやが納得したようにうなずいた。


「なにが?」


「今は言えないフフッ」


「何なのよぉ~!そのフフッてぇー!」


「何でもないの!気にしないで」


あやのヤツ意味不明。。。


























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