一夜の過ち・・・からの恋
祐くんが
わざと言い出したのはあたしも分った。
「やっぱりお前たち何かあるな?」
「黙ってても仕方ないな
おれらね チューした仲」
「は・・・?」
食べてた動作が止まった。
「ち・チューってキス?」
「正解!!!」
「お前社員に手を出すなよ
早くね?それに実家まで行ってさ」
「気になる?」
「べ・別に・・・」
「気にならないなら聞くなよな」
「ああ聞かないよ」
部長代理の一言一言にショックを受ける。
あたしの事を気にしてないって言うその言葉。
「お前それから
梨沙を連れまわしたりしないでくれる?」
「待て!小林の事好きなのか?
彼女はどうすんだよ」
「ああ・・・どうしようかな?」
「お前!!!ここが店じゃなかったら
殴ってるよ」
「なんでお前が殴るわけ?
ただの上司と部下の関係でさ」
「そういう関係でもそこは違うだろ!
どっちが本命なんだよ」
「ハハハ腹イテ」
お腹を抱えて大笑いする祐くん。