一夜の過ち・・・からの恋



「また智之に脅されてるか?」


「違うよ~」


「あいつに何か言われたらいつでも言ってこいよ」


「大丈夫よ もうないから」


そう・・・あれから何もない。


「そう言えばさ彼氏欲しくない?」


「あたし?」


「そう」


「ツレがさ誰か良い人いないか?
って言うから梨沙ならいいかな?
とか思っちゃってさ」


「う・・・ん
あたしはいいわ」


「なんで?いい奴なんだよ」


「でもいいよ~」


「遠慮すんなってぇ!
と言うことで今夜よろしくな」


「はぁ?」


「プチ合コンしよう」


「はぁ?」


「オレの彼女とそのツレの久志と!
もう店の決めてるし」


「待ってよ~勝手に決めないでよ~
あたしにも都合と言うものがあるんだから」



「都合あるの?そんな事より
今日と言う日が梨沙に取って
忘れられない記念日になるかもだろ?」


「はい?」


「彼氏が出来て付き合いだした記念日」


「も~祐くんってばぁ~
あたしをからかって楽しんでるでしょ」


「からかってなんかないよ
まぁ今晩よろしくな」


マジ・・・?


断るよあたし
だってあたしは・・・。





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