一夜の過ち・・・からの恋


「いい曲ですね」


「だろ!仕事して疲れてるときとか
聞いてると落ち着くんだ」


「なんか泣けてきちゃいそうですよ」


「おい!今泣くなよ!」


「泣きませんよ!
ステーキ食べるまではね」


「食べたら泣くのか?」


「いいえ
食べたら寝ちゃうかもしれません(笑)」


「それも困るな
重いのを背負わせるのも勘弁しろよ」


あ・・・前にあたしが
酔っぱらってあやが呼んだことがあったな。


その前に・・・
こんなに普通に話してるなんて
不思議な気分。


「着いたぞ!」


ホントにステーキハウスに着いた。


ここは高くて美味しいと有名な
【バッファロー】という名のお店。


「ホントにいいんですか?
ここは雑誌に載るくらい
有名なお店じゃないですかぁ!」


「報酬報酬」


「そんな言われるほど手伝ってませんけど」


たった一枚
それも一時間くらいかかっちゃったし。


「いいのいいの」


店内はカントリー風で
アメリカン映画に出てきそうな作り。


メニューもローマ字。。。


「何にする?」


「わかんないんでお任せします」


「うーん じゃあ~これにしよう」






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