一夜の過ち・・・からの恋


「何か?文句ある?」


「いえ・・・」


するとそこへ祐くんが現れた。


「あれ?何してんの?
梨沙?」


あたしの顔を覗き込んだ。


「へっ?」


「顔色悪いぞ
まさか・・・智之
まだ脅してんのか?」


「はぁ?」


新川さんは怒ったように返した。


「違うよ~」


あたしはそう言ったが・・・。


「お前なぁ?
子供みたいにいつまでもいつまでも
言い寄るのはやめろよな
梨沙を見て見ろ!怯えてるじゃないか」


「はぁ?怯える?」


「そう梨沙が迷惑してんだよ
年下イジメて楽しいか?」


「待て!誰が誰をイジメた?
小林はそういってるのか?」


「違う」あたしのその言葉は祐くんの
「そうだ」と言う言葉でかき消された。


「ああそう・・・
変な言いがかり付けられたのは
オレの方なのにさ!わかったよ
もう話しかけないし近づきもしねーよ
だけど!一つ言わないと気が済まない
さっきお前の邪魔しようとかなんとか言ってたけど
そんな気さらさらないから
お前が誰と付き合おうが全く興味ないから
自惚れないで欲しいな」


きつい言葉を残し新川さんは去った。





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