一夜の過ち・・・からの恋


「ビジネスマナー講座として
今までの経験から少し話をします」


ヤツの難しい話が
長々と話が続いて・・・


お昼ご飯の後の講義は結構キツイ。


次第に眠くなって
ついに…。


「そこ!!!左から2番目!!!」


と 言う言葉と同時に
隣のあやさんが


「起きて!」


と 腕をツンツンとした。


あ・・・寝てた。


「いい度胸してるな!
君は何処でも寝れるタイプか?」


何処でも寝れるタイプ・・・
それは 先日のあの日の事も意味するのかも。


「すみません」


「今オレが話したことを纏めて言ってみろ」


話の内容なんて サッパリ覚えてない。


「あの・・・えーと・・・」


「わからないだろうな・・・
君に罰を与える
各階のトイレ掃除をしてもらうから」


えっ・・・。


高校生じゃないんですよ?
社会人にあり得る?


「何か文句あるのか?」


「いえ・・・
はい・・・わかりました・・・
すみません・・・」


初日から 目立つことを
やってしまった。

















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