一夜の過ち・・・からの恋


「おっと!弁当は無事か?」


それを拾いあげた。


「部長代理が驚かすからでしょ!」


「おかしいなぁ~驚かせてはないんだけどな~
自分がオレの悪口言ってるからだろ」


・・・なにも答えれません・・・。


「はい」


あたしは右手を差し出した。


「何?」


「1350円ですけど?」


「請求するの?」


当たり前じゃない・・・
あなたの方が何倍もあたしより
稼いでるでしょ。


とは思っても言い出せない。


「いいです・・・
あたしはこれで失礼します」


「おい!待て!」


まだ何か???


「お茶を入れてきてくれ」


「はぁ?」


「お弁当と言ったらお茶だろう」


もぉ~ハイハイ・・・。


無言でそこを立ち去った。











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