一夜の過ち・・・からの恋
部長代理が勧める味噌ラーメンだけを
注文すると『もっと食え!』だとか
おでんを差し出したり横でいちいち煩い。
「本気で680円以内で済まそうとしてるのか?」
「そんなことないですよ
あたしにも限度って言うのもがあるので」
「ダイエットか?」
「してませんよ~」
あたしたちの会話を親父さんは笑いながら聞いていて
「結構二人とも息ぴったりだな
それにお似合いだよ」
と呟いた。
部長代理は食べていたラーメンを
のどに詰まらせそうになるわ
あたしも食べる箸が止まるわ
で同時に『ないない』と笑った。
「ほらほら!
そんなところピッタリじゃないか~」
「オヤっさん!
自分にも選ぶ権利って言うものがあるから」
ちょっとぉー!選ぶ権利とか
本人目の前でそれを言う?
「そうかそうか。。。」
オヤジさんは超適当な返答。