僕が彼女にチョコを貰えなかった理由
「・・・・・・」
私は今、座ってる龍人の腕の中にいる。
後ろから私をすっぽりと包み込むような形の龍人は手に、私が贈った包みが綺麗なままで収まっている。
「・・・・龍人?」
「ん?」
「いつまでこの態勢?」
「ん〜もうちょっと・・・」
もうかれこれ20分近くこの状態だ。
いい加減、この恥ずかしい状況から解放して欲しいと思いつつもご機嫌な龍人に何も言えない。
「あ、彩花に連絡しなきゃ!!」
そうだ!彩花は私が毎年チョコをあげられてないことも知ってたし、何より龍人がここに来ている事を知ってる。連絡した方がいい。
スマホはテーブルの上にあるけど、身動きのとれない私には届かない。
龍人に、放してもらおうと思ったら、龍人が手を伸ばし、スマホを取ってくれた。
「・・・ありがと」
お礼は言ったけど、状況はかわらないままだった。
仕方なく諦めて、そのままLINEを送った。
『彩花!龍人にちゃんとあげられたよ!!
龍人も喜んでくれた♪
心配かけてゴメンね!ありがとう!!』
するとすぐに返信があった。
『良かったね♪
私もちゃんと渡したよ!
それと、鷹と付き合う事になった♪』
「え??!!付き合う事になった??!!」
鷹とは、彩花の幼なじみ君だ。
「どうしたの?」
「彩花、鷹くんと付き合う事になったって!!」
「へー。」
龍人の反応はイマイチ。
私は今、座ってる龍人の腕の中にいる。
後ろから私をすっぽりと包み込むような形の龍人は手に、私が贈った包みが綺麗なままで収まっている。
「・・・・龍人?」
「ん?」
「いつまでこの態勢?」
「ん〜もうちょっと・・・」
もうかれこれ20分近くこの状態だ。
いい加減、この恥ずかしい状況から解放して欲しいと思いつつもご機嫌な龍人に何も言えない。
「あ、彩花に連絡しなきゃ!!」
そうだ!彩花は私が毎年チョコをあげられてないことも知ってたし、何より龍人がここに来ている事を知ってる。連絡した方がいい。
スマホはテーブルの上にあるけど、身動きのとれない私には届かない。
龍人に、放してもらおうと思ったら、龍人が手を伸ばし、スマホを取ってくれた。
「・・・ありがと」
お礼は言ったけど、状況はかわらないままだった。
仕方なく諦めて、そのままLINEを送った。
『彩花!龍人にちゃんとあげられたよ!!
龍人も喜んでくれた♪
心配かけてゴメンね!ありがとう!!』
するとすぐに返信があった。
『良かったね♪
私もちゃんと渡したよ!
それと、鷹と付き合う事になった♪』
「え??!!付き合う事になった??!!」
鷹とは、彩花の幼なじみ君だ。
「どうしたの?」
「彩花、鷹くんと付き合う事になったって!!」
「へー。」
龍人の反応はイマイチ。