嘘つきな僕ら
あとがき
はじめまして、著者の中原 亜依と申します。
『嘘つきな僕ら』を最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
拙い文章で読みにくい部分などもあったかと思いますが、物語を完結することができ、私自身嬉しくも思っています。
この作品は著者が中学生だった頃、一人の男の子を好きになり、毎日のようにメールのやり取りをしていたこと、そして好きな人の友達からの告白を受けた、その過去が基盤となって物語を執筆しました。
その時は物語の中でもあったように、“そいつの方がいいと思うよ”、そう言われ、悲しい想い出でいっぱいでした。
でも私の好きになった人はどういうわけだか志望校を変え、同じ電車の方面に進学をしました。
フラれて、もう忘れたいのに、ホームで彼を見かける度に胸が痛くて、まだ彼のことが好きなんだなって、何度も何度も痛感させられました。
私の恋は結局そこで終わりましたが、物語だけなら彼とのハッピーエンドを描いてもいいのかなと思い、そこでこの物語を執筆することに至りました。
だから、物語のなかだけでも、こうやってハッピーエンドで完結できたことに自己満足をしています。
きっと、この世の中には沢山の恋があって、沢山の好きで溢れてると思います。
これを読まれた方の恋、そして好きという気持ちが誰かに届くことを私は願います。
本日はこの作品をあとがきまでお読みくださいまして、本当にありがとうございました。
次回作は『だめだ、これが恋というのなら』というタイトルで執筆をしてまいりますので、そちらの方もお読み頂ければ幸いです。
それでは長々とお付き合いのほど、ありがとうございました。
2015年2月27日 完
中原 亜依