【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~
8
目が覚めるとそこは
バスの中だった。
「大丈夫!?
もう、何回目なのよ。
ほんとにもう。
心配したんだからね
なにが、あったの?
みんな答えないし
何もされてない?」
美紀は、すごく慌てた様子できいてくる。
だんだんと
思い出してきた。
「美紀 あたしも仲間になりたい」
口から、飛び出した。言葉に
美紀も自分も驚いた。
「うん。なれるよ」
何のことか、いきなりでわからないはずなのに
美紀は、うなずいてくれた。
しっかりと。