【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~



「直?なんで、?」




とぼけた顔をする美紀







いつもなら、可愛いとおもってたと思う。







でも、今はあたしの苛立ちを増幅させる。




気づいたら










パチン






美紀に平手打ちしていた。






「あんたなんて、だいっきらい。



とぼけた顔して、内心馬鹿にしてたんでしょ。



ああ、こいつも涼狙いだなって。





だから、ばらしたんでしょ?





涼にあたしの気持ち。






あたしが嫌われるの分かってて!




友達だって近づいて、最低。」











涙があふれてくる。






まともに美紀の顔、見れない。




「え?」




と、いう美紀のか弱い声が聞こえた。





< 194 / 346 >

この作品をシェア

pagetop