【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~

「でも、普通名前知らないなんてあるか?

仮にも、総長の女だろ!?直接聞かなくても、普通知ってるだろ。


おんなじ学校なんだしよ」





と紅髪。なんなの!?まったく。





あたしはフリーだっつの。






もう帰っていいかしら?(;^ω^)






そう思って、そーと


抜き足差し足 忍び足



なんちゃって!


って感じに歩きだそうとしたとき










「ッツ。おい。どこ行く。」








紅髪に呼び止められる。








「え?だって、黒川なんて知らないし。


こうみえても、忙しんだけど。」







もちろん、あたしのハート(心)の治癒にね。




「しるかッス。いっしょに、来てもらうッス。」




そういうと、ちびはグイグイと、あたしの手を引っ張った。







< 202 / 346 >

この作品をシェア

pagetop