【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~
「でも、普通名前知らないなんてあるか?
仮にも、総長の女だろ!?直接聞かなくても、普通知ってるだろ。
おんなじ学校なんだしよ」
と紅髪。なんなの!?まったく。
あたしはフリーだっつの。
もう帰っていいかしら?(;^ω^)
そう思って、そーと
抜き足差し足 忍び足
なんちゃって!
って感じに歩きだそうとしたとき
「ッツ。おい。どこ行く。」
紅髪に呼び止められる。
「え?だって、黒川なんて知らないし。
こうみえても、忙しんだけど。」
もちろん、あたしのハート(心)の治癒にね。
「しるかッス。いっしょに、来てもらうッス。」
そういうと、ちびはグイグイと、あたしの手を引っ張った。