【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~
16
ジーッと、悠貴と紅髪を見比べていると、
「おい。アホヅラ!口ぐらい閉じろッス。
馬鹿面(ばかづら)が、三割増しになってるッス。」
いつの間にか、近くに来ていた
ちびに指摘される。
どうやら、口が開きっぱなしになっていたらしい。
もう、あたしとしたことが、うっかり うっかり
っと、慌てて口を閉じた。
もちろん、澄まし顔でね!
そして、何事もなかったかのように
ここに連れて来られた理由を聞こうと口を開きかけたとき
笑い声が聞こえた。
「ハハハ、ホント面白いね君。ほらいい加減立ちなよ。」
そういって、悠貴が腕を引っ張って起こしてくれる。
「おい。アホヅラ!口ぐらい閉じろッス。
馬鹿面(ばかづら)が、三割増しになってるッス。」
いつの間にか、近くに来ていた
ちびに指摘される。
どうやら、口が開きっぱなしになっていたらしい。
もう、あたしとしたことが、うっかり うっかり
っと、慌てて口を閉じた。
もちろん、澄まし顔でね!
そして、何事もなかったかのように
ここに連れて来られた理由を聞こうと口を開きかけたとき
笑い声が聞こえた。
「ハハハ、ホント面白いね君。ほらいい加減立ちなよ。」
そういって、悠貴が腕を引っ張って起こしてくれる。