【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~
「ふー、このくらいで本題にいこうか?
もちろん、涼を好きなわけないからね?」
悠貴は付け足しつつまだ笑っている。
皆さん笑いの沸点低すぎ!
もう。ん?
涼が好きな分けない。
わかってる。でも妄想は止められない。
もし、好きあってたらシェークスピアの
ロミオとジュリエットみたいだ。
敵同士の禁断の・・・
ふと、ベランダのような景色を思い浮かべる。
ロミオ(涼)
「ああ、いい香だ。」
ジュリエット(悠貴)
「マンネンロウのお花ですわ。思い出を呼び起こすのよ。(髪飾りをとって花を落とす)」
ロミオ
「君の香がする。大切にするよ。」
ジュリエット
「おお、ロミオあなたはどうしてロミオなの?」