【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~
「気にしないで?ね?
なにも見てない。なにも起こってない。
ね?みんな」
あたふた、しているあたしに悠貴がフォローを入れてくれる。
な、なんていい奴なのでしょう?
後光が見えたような気さえします!
紅髪と、坊主とちびは仲よく三人揃って明後日の方を向く。
「はい。なんのことですか?」
と、代表するかのように紅髪がこたえた。
うーん。黒髪に衣装つきならきっと・・・
執事 シュンシュン
いいかも。
「ありがとうございます!」
悠貴にお礼をすると
「なんのことですか?
本題にいきましょう。」
と、完全になかったことにしてくれたみたいだ。
「えっと、結局なんであたしは連れて来られたんですか?」
1番気になってたことをきいてみる。