【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~
でも、頷くだけじゃダメだ。
そう思って言い返してみる。
「なんで?話しちゃいけないようなことしてないのに。」
ただ頷いて簡単に約束してしまうと、涼達が
危ない目に合うかもしらない。
仮だけどあたしだって翼龍のメンバーだもん。
そう思って、言い返したのに悠貴はニコニコと
「えー?
あの涼が女の子に
無視されたり
冷たくされたりして傷つくとことか見てみたいし。
それに、俺が君に近づいてるの気づいてるだろうから
君に対して
どんな行動をとるのか気になるじゃん
見てみたいでしょ?自分の為に涼がどんな反応するのか」
と言いきった。
反応?
気になる。
気になるけど
「お断りします。」
「えー?拒否権認めておりません。
この写真が広がってもいいの?」
そういって、得意げに悠貴は、
あたしの変な顔の写真や、
お姫様抱っこの写真をみせてくる。
誰が、こんなのとってこいつらに渡したのよ!