【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~

紅髪の運転は、思ってたより安全だった。

まー、ときどき


車体をすごく傾けて曲がったり


車体を揺らしたりして


楽しんでたけどね。



初めてじゃないからか、

あたしも慣れて、バイクに乗るのが

気持ちよかった。



「着いたぞ」


そういわれて、身体を起こして

辺りを見る



「ねー、これ脱ぎたいんだけど

一刻も早くね」


と、紅髪の体操服を指す。



「しゃーねーなー。来いよ」


着いていくと、別の倉庫についた。



「ここのトイレ使っとけ。」


紅髪にいわれて、入ると電気も付かない。
残念なトイレがあった。



汚いけど・・・

うん。見られるよりまし。


さっさと、脱いで畳む。


その時

♪♪♪♪♪♪

電話の着信を知らせるメロディーが流れてくる。

ディスプレイには・・・




うん?



涼!?



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