【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~
思い出語り
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あれは、俺らがまだ小学生のときだ。
涼と俺は、親友でいつも一緒だった。
サッカーや、ブランコ
Sケンなんてのも二人で競い合ってやった。
俺らは、クラスの中でも運動神経がよく
クラスの中心だった。
顔もそこそこで、涼と毎年バレンタインにはチョコの数を競ってた。
でも、僅差でいつも勝てなかった。
俺はね
それでもよかったんだ。
悔しいけどいつか
勝ちたいって思ってた。
あるとき、俺は一人の女の子に興味を持ったんだ。
絵がすごくうまくて、明るい元気な子だった。
その子に振り向いて貰おうと、必死でアピールした。
配布物を配るのを手伝ったり、
変わりに黒板消してあげたり、
ときどき、からかったり。
とにかく、絡みまくった。
それで、クリスマス会の時告白した。
その時、彼女は
コクン
って頷いてくれた。
でも、