【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~


『ボーッとしてたら、まさかの急展開。

 いったい何があったのか!?中継の西田さん』


脳内イケメンアナウンサー(あなた好みに変化自在)が同じく脳内のアナウンサーである、自分に語りかける。



『はい。こちら現場の西田さなです。

 あたしにもわかりかねますが、急展開過ぎて

 ついていけませんね。

 二人ついては、依然話を聞ける雰囲気では

 えー、ありません。』



なんて、脳内で受け答えて見るものの

目の前の

二人はまだ言い合っている。

もう、あたしのことなんて、眼にはいっていないようだ。





「君は何なら(何の勝負なら)できるのかな?

俺が、合わせてやるから選びなよ」


と、丁寧なのに怖い涼。

こんな腹黒涼を見たのは、交流会の・・・




/// ///

あ、ご飯食べさせてもらったときかー。

恥ずかしいことまで思い出しちゃった。

脳内から



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っと、





「いや、いいよ。

そんなことして、勝っても嬉しくないしね

涼くん。君が負けを認めないだろうから二度手間だ」



そういう、悠貴も挑発仕返す。

あーーーー。

もう。


ここは、公平にあたしが決めたげよう。


あたしは、二人に向かって叫んだ。


「ストーップ」



叫んだあたしに、

二人はピタッと言い合いをやめて

こっちをみた。


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