【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~

「っつーか、早く答えろ。」



涼はいらついているようだ。



「え、えーっと。」


なんか言わなきゃ。

じみに、焦りを覚えていた


その時。



あたしの腰の辺りに風がきった。



え?


何が起こったの?



腰の辺りに視線おとす。






こ、これは足ドン!!




涼の右足があたしのよこにかけられている。


そして、涼の左手が顔のすぐ横に伸びてくる






ち、ちかい。



耳元で、涼がささやくように

つぶやいた。



「こんな、キスマークつけられやがって。


俺ら、男の力に敵うわけねぇんだ。


もっと、女だって自覚しろ。」





え。

心配してくれてたんだ。


あたしに怒ってたんじゃないの?


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