【完】翼龍 ヨクリュウ ～あたしとクールで腹黒な総長と～

涼が、１度下を向いて

顔を横に背ける



｢なあ。その。

・・・わねぇ？｣



え？




いきなり、ぼそっとしゃべったので聞こえなかった

涼は横を向いているので聞き取りにくいのよ。

そう思いつつ聞き返す



｢ごめん。

聞こえなかった。


なに？

もう一度いって？｣





ハァー


とため息をつかれる。


もう、なに？



｢俺の女になれっつたんだよ。

付き合わねえかって、きいてんだ｣




！！！！！！！！！！！



俺の女ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ






｢嫌なのか？｣


と、不機嫌そうに聞いてくる






夢？


神様これは夢ではなにのですか？


ほんとに？



生まれて始めて告白されたんですけど！



いいのか？涼！


あたしで




と、思わず聞き返したくなる。




でも、あまりのことに顔が真っ赤になって


首を振って返事をするしかできなかった。


｢いいんだな。｣




確認するような涼の声に


ただ、何回も頷いた。