【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~
二度目の出会い
『黒川~。どんだけ授業サボる気だ?
せめて高卒じゃないと、働くとき不便だぞ。
だが、補習には来ないだろ?
そこで毎年恒例のラッキーな補修。
交流会補助のボランティア。
俺ら教師の親心により、
特別参加で補修がわりに出来るぞ。』
ああー、マジだりぃ
あの、クソセン(工曽先生)
なにが、親心だ。ラッキーだ。
だりぃだろうが。
ゴミ拾いとか
あーぁ、幸達が居れば任せてサボれんだけどな
ふと、隣を見るとあの女。
“西田さな“
がなんかブツブツと言っている
まぁ、せっかくの交流会でゴミ拾いなんて
普通にめんどいよな。
声、かけてみるか。
暇つぶしくらいにはなるだろう。
「おい。」
「・・・」
なんで、返事しねぇんだ。
こいつ。
「なぁ。おい。」
「・・・」
きにくわねぇ
「・・・おい、おい↑」
やっと、こっちを向いた