【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~
!!!!!!
真っ直ぐ俺の眼を見つめてくる。
こそこそと見る奴や、媚びた上目遣いでもない。
最近じゃぁ、会ったことがないくらい
しっかりと、見つめられている。
眼が離せない
見つめているうちに
顔に熱が集まるのがわかり、
顔を背ける。
マジかっこわりぃな。
俺。
見つめられて、照れるなんて
柄じゃねぇ
「どうしたの?体調悪い?」
さなが心配そうにきいてくる。
つい、ボソッと本音が漏れた
「悪いかもな。おまえに見とれるなんて」
な、なに言ってんだ
あー。クソ
ダセェな。
「え?」
と聞き返すさなに
「なんでもねぇ」
とムスッとした顔で、
ごまかす
なにやってんだ?
ったく。
自分でも、呆れる。
ほかに話題・・・
そういやぁ
前に、美紀がさなも翼龍に入りたい
的なことを言ってたよな
入団試験の話でも、ふるか