【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~
意味わかんねぇ
つーか、俺の話どうなったんだ?
「ったく、人のはなし全然きかねぇな
で、なんだと思ってんだ」
と、怒ったようにいう。
???????
と、頭にハテナマークを浮かべるさな。
ハァー
と大袈裟なため息をついてみる。
なんで、忘れてんだ。
そんなに重要度が低いのか?
そんなことを思い始めたとき
ようやく、心当たりが合ったような顔で
わかった!
そう、言わんばかりに
言葉を紡いだ(つむいだ)
「あーーーー、思い出した」
「やっとかよ」
また、本音がでちまった。
こいつといると
つい、本音がでちまう。
気をつけねぇとな
さなは、少し考えてから手を挙げて
返事をした。
「はい、信頼だと思います。」
「まぁ、正解だ」
と、当たり前のように呟く。
にしても、なんで手ぇあげるんだ?
うぜー、教師にでもなった気分じゃねぇか。
フッ。まぁいいか
気にしてたら、こいつがメンバーにいても
付きあいきれねぇだろうな。
でも、と区切って
「互いに 利益を生み出すことも必要だ」
そう、呟くようにいった。