【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~


着替え持ってくればよかったんじゃね?


バイク乗るときぜってーさみぃよな。





つーか、水鉄砲の事まで書いとけよ




とれぇやつと、本気にしねぇ奴がひっかかるだろうが。



・・・さなは通れんのか?




気になって、後ろを振り返ると





さなはいくぞっと自分に活を入れ

くぐり始めるものの、

なかなか、難しいそうだった



くぐっていき

あと、一本のところで

奇声を挙げて

グワァ

とこける





ヤベェナ、撃たれる。



身体が反射的に動いた




守るように抱きしめる




ほぼ無意識に

水鉄砲から、守ってしまった





すこし身体を起こしてさなをみる。

驚きで呆然としているようだ



「大丈夫か。

いくぞ」


と、手を引いて歩き出す






チェックポイントの保健室についたとたんに


さなは手を離し元気よく、ドアをあけた。

すると、さなの動きが止まった





なんだ。



覗き込むとさなのおでこの辺りにこんにゃくが吊されていた



「こんにゃくなんて、

小学生かよ。」





思っていることが口からでた



さなは無難に苦笑

写真に俺とこんにゃくと自分を

収めるていた。


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