【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~
チャラン♪
コンビニをでると、柄の悪い奴らがたむろっている。
・・・人のこといえねぇか
こっちを見てコソコソ話しているあたり
俺のことを知っているんだろう
無視を決め込みバイクにまたがろうとしたとき
「悠貴さんが待機でいいってよ」
不良の一人が大きめの声でいって
仲間に軽く叩かれたていた
悠貴
ドラゴンの手の奴らか
まぁ待機っつってたしほっとくか
そう思いバイクを走らせる
交差点で後ろを確認すると・・・ついて来ている!?
まくように路地に入る
まきおわっても、念のため何十にもまき直す
そうして、本部倉庫についた。
バイクを止めてメットを外していると
さなが出てきたのが見えた
近づいて声をかける
「何してんだ」
「涼!」
叫んで
フット息を吐いて、落ち着いてから続けた
「お出迎えに来てみました。」
眼が会って
すぐにそらしてしまう。
やべぇ、にやける
にやけないように口を結ぶ
少しの沈黙のあとさなが話しかけてくる
「ねぇ、なにかったの?
ポテチとか、パンとか?」
照れるから、黙ったまま
片手をズボンのポッケに突っ込み
もう方の手を突き出して
袋をさしだした。
「やる。
みんなに食えってゆっとけ。
おれは、2階いくわ。」
ん。
っと、渡す
「一応、幸と直呼んどいて。」
それだけいうと、さっさと上がる
つけられてたし、一応いっとかねぇとな