【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~
短編2

直×美紀×称


美紀Side


うちは、隣をみた。

いつもと同じ帰り道

いつも、となりにいた直は

数歩遅れてついてくる。


かわりに、今日から付き合い始めたばかりの

称が、横で一生懸命しゃべってる。



違和感をかんじてしまう。


でも、直感で称を好きになる気がした



きっとこの選択は間違いじゃない。


そう思いたい。



―――――――――――昼休み



翼龍の集会の後



いつもいっしょにいる直は



幹部会にいっていて暇だった。


だから、というわけでもないけど

気まぐれに呼びだしに応じたのだ





「美紀さん。

俺と付き合ってクダサイ」



「え?告白!」

称は、弟のようなものだった。

直のことすごく慕っていて、

直つながりで、知り合った分油断してたのかも知れない


「はい!

幹部の直さんに勝てる男には、

まだなっていませんがでも

ぜ、絶対に幸せにします。」


プロポーズ紛いの告白。



可笑しかった。



でも、なんでか頷いちゃったんだよね。

可愛い後輩くんに、いつか直超えてもらわないとね。


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