【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~
意気込んで、GO!!
涼之介『決まったか?』
さな江『えーっと・・・』
さな江の心
(急にいわれても、思いつかないよぅ
なにかないかな?
涼之介の趣味とかすぐに話終わりそうだし・・・
“そこに組の名前の旗が脳裏に浮かぶ“
あ!これなら深い意味とかありそう)
涼之介『はい!参・弐・壱……』
さな江
『あ、決めた!(組の)名前の由来知りたい!』
・・・っは
慌てて口を押さえたがもう遅い
と、身をもって知った。
もう、なんでこうも
うっかり口に出ちゃうかな。妄想世界の台詞。
慌てて涼を見る
目が合ってすぐにそらす。
一瞬みた涼の顔はいつもどうりのムスッとしたもの。
いっつもムスッとされてたら表情読めないじゃない!
と、心の中でやつ当たっておく
どうしよう。
我ながら、不自然極まりないくらい
あたふたとしている自覚がある
「えっと、気にしないで下さい!」
よくわかんないで、あろう
涼に気にするなと言って、逃げるように席を立とうとすると手首を掴まれた
「え?なななな、なにかな?」
アハ
っと笑ってごまかす
がーーーーー