大好きだよ?お兄ちゃん
*東条 碧side*

バカ、バカバカバ!!
あ、カバになってる…ってあいつ…本当にバカでアホだろ!!

“良いもの”はこの家のことじゃない。杏のパジャマ姿とそれがはだけた姿のこと!!!!

もっと見ていっても良いって…なんだよ///…!!!!

「くっそぉ… まだ…碧って呼ばねぇのかよ…」

ずーっと、小さい頃からの幼馴染みだった杏のことが好きだった。

小さい頃から、とじょーとじょーとじょーとじょー…!! ドジョウみたいじゃねぇかよ!!
中1の頃から“碧”って呼ばれたくて、何度も言ったのに…

「あいつ…好きなやつとか…いるのかな…」



「アイツって誰のことっ!?」

後ろにはアイツ、杏が制服姿で突っ立っていた。


「驚かすなぁぁあああ!!!!」

杏の額をペシッと叩く。もちろん、優しくね?

「うぇぇ…とじょー君のバカ…!」

杏は両手で額を抑える。涙目がまた可愛らしい。
「てか杏…そろそろ…碧って呼べ「アイツって誰のことっ!?」

くりっとした目で俺を見てくる。


「あ~、お前のアニキのこと?」

お・ま・え(キラッン☆



なんて…無理


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