大好きだよ?お兄ちゃん
鍵を盗んだ?
ピッキング?
ふざけんな!!
思いきり東条の胸ぐらを掴む。
「おいテメ 「やめてよ!!お兄ちゃん!!」
俺たちの後ろに立っていたのは
「杏…?」
杏の顔を久しぶりに見た。
パシッ
すると頬に鋭い痛みが。
「大っ嫌い!!」
杏は泣きながら家を飛び出していた。
「待ってくれ!!杏っ!」
走り、追いかけようとする。
すると
「待ってくださいよ直哉兄さん。」
ニヤリと微笑む東条が俺の腕をつかんでいた。