大好きだよ?お兄ちゃん
6 漫画みたいな展開
「や!!」
「直哉!!」
目が覚めたのは学校からの帰りの電車。
俺たちの降りるべき駅から2、3駅過ぎていた。
「うわぁあ!!俺寝てた!!って…北条も?」
いつもは俺が寝てても1、2駅前で起こしてくれるから、安心してたのに…
「北条のアホ!!」
早く家に帰って東条が来てないか気になるのに…
「アホはどっちよ!!おバカ!!」
ピシャリと額を叩かれる。
いつもの駅より、4駅離れたところで降りた。