昼間の君と夜の私
〜陽side
「なぁなぁなぁ!あの噂ってホントかな」
「それを確かめるために今向かっているのでしょう?」
うるさい教室から聞こえた、ある噂
『屋上に姫がいるって!』
『でもトップだっているじゃんか』
『裏トップもいるって…』
「和真」
「はい。聞きました。行くんですよね」
「あたりまえ」
久しぶりに楽しくなる気がする
姫っていうのが1番気になるけどな
「真、梓、侑哉。行くぞ〜」
「え〜オレもうちょっと…」
「……いいから」
侑哉が真の首元を掴み上げた
「侑哉〜はやせよ〜」
「…うるさい」
「真だっさぁ〜い」
これが俺の大事な仲間