昼間の君と夜の私




ギィィイイ




やかましい音をたてて扉が開く




「…誰もいないじゃん」





「ねぇねぇよーう! 誰もいないならさ、ここ僕らのたまり場にしよーよ!」





「んーまぁ噂が嘘だったしな〜、いいんじゃね」





騒ぎ始めた梓と真をほっておいて俺は日陰を探した





扉の裏まで来たとき、誰かの寝息が聞こえた





「スゥ………」





めっちゃ可愛い…





目を閉じててもわかる




でも、めちゃくちゃ苦しそう




眉間にしわを寄せてなにかに苦しんでるように寝ている





「よーう!僕お腹すいたー!」





やべっ、起こしちまう




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