昼間の君と夜の私
「はぁ、もぉいいわ」
そう言ってケータイを取り出し時間を確認しただけなのかすぐしまった。
「悪い事は言わないから、今すぐここから出ていった方がいいよ」
「…それは、なんでだ?」
「…遅い」
「いや、訳わかんねぇよ…」
女に近づこうと1歩足を進めたとこで――
バンッッッ!!!!!
と大きな音がして扉が開いた。
「…ほら、来ちゃったじゃない」
めんどくさい事になるわよ。
すれ違う時に言われた
女は音がした扉に向かっていたのを慌てて追いかけた。