昼間の君と夜の私
〜夜子side
「ねぇいいの?あんな事言っちゃって…」
眉尻を下げて私の顔をのぞき込む千遥
「大丈夫よ、多分。あの人達もこっち側の人なら口が軽いはずないわ…正統派なら、ね」
「じゃぁじゃぁ!また僕が調べておくよ!かーくんは見張りね!」
「あぁ!?なんで俺があんな弱っちぃ奴らを見張っとかなきゃいけねぇんだよ」
「和也、お願い」
ガシガシと頭をかいてから、ちょっと赤い顔で
「わーったよ…見張っとくだけでいいんだろ」
「うん、ごめんね和也。ありがと」
「いつもの事じゃねーか、ごめんねはいらねぇだろ」
そう言いながら今度は私の頭をガシガシと撫でた
和也が頭を撫でるのは照れ隠しだからちょっと嬉しかった