コトノハの園で
6・マホウツカイのコウカイ




 ―*―*―*―*―*―


――寂しくても、我慢してくださいね――


暫く来られないと言われたあとに続いた言葉。


まるで、魔法にかかったような浮遊する日々。


資料探しに向かった大型書店で目に留まった一冊の本。


迷いなくレジへ持っていったのは、きっと、その魔法のせいだ。


喜んでくれるだろうか?


考えたのも、きっと。










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