非リアな僕ら
-おまけ-
「おい、なんですぐ否定しなかったんだよ。絶対勘違いされたぞ、あれ。」
何故かバレンタインにショッピングモールに行き、偶然にも出会ってしまった元カノと元カノの新しい彼氏。
つか元カノさんよ、別れたのはついこの間というか一昨日なんだけども、乗り換え早すぎないですか?
「絶対あいつ、お前と俺が付き合ってると思ったよな…。」
「はっきり従兄弟だって言えよな。私も被害被ってんですけど。」
さっきから横で口悪くいろいろ言っているこいつは決して、彼女とかではない。…ないのだが、勘違いされたよなぁ…。
「あんたさ、付き合ってたらいつか嫌われるって思って別れるってどうなのよ。」
「だって…。」