非リアな僕ら
「で、これからどうすんのか決めてんのか?」
「いいえ。」
当たり前にノープランです。
「だと思った。んじゃ、ちょっと俺の用事に付き合え。」
「どこに行くんですか?」
「無理矢理誘ったんだから何も言わず付き合えよ。」
…先輩の笑顔が、本当、きもい、です。
イケメンが台無しですね。
「…分かりましたよ。その代わり、後でなんか奢ってくださいね。」
「そのつもりだ。」
…意外です。まさか了解してくれるとは……。
「先輩…なにか企んでるんですか?」
「とりあえず行くぞ。」
ま、いっか。
そう思って先輩についていく。
「そうだ、後輩よ、甘い物は大丈夫だよな?」