非リアな僕ら




「後輩、そんなに食べて大丈夫なのか…?」

「全然大丈夫ですよ?というか先輩、少食ですね。」

「いや…お前、その量を食べるか…。」


食べるのがひと段落ついてきたころ、先輩に若干引いた目で見られていることに気づきました。

まだ食べれるんですけれど。


と、そこにイケメンの従業員さんが近づいて来ました。

もう終わりなんでしょうか?


「おい、たーすけ。お前なんて子を連れて来てくれたんだよ。」


?????


「いや、俺だってこんな大食いだとは知らなかったんだよ。」

「先輩のお知り合いですか?」

「あ?ああ。これ、俺の兄貴。ここの従業員。」

「よろしくね大食いちゃん。」

「え、大食いちゃん?」


もしかして、もしかしなくても、それって私のことだったりしますか?


というかですね、先輩お兄さんいたんですね。




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