非リアな僕ら
「いやいや、マジだから。」
「そう言うなら証拠を見せてください。」
「持ってきてねぇよ!」
…段々もうどうでも良くなってきてしまいました。
「とりあえず!さっさと帰れませんかね。帰って宿題をしたいです。」
「ん〜、ま、帰ってもいんじゃね?これ以上はすること無さそうだし。」
「いいですよね!じゃ、帰ります。さよなら!」
荷物をまとめて部屋の入り口に向かう。
「あ、お前!明日も部活だから宿題持ってこいよ。」
「なんですか。手伝ってくれるんですか?」
「いいから!明日持ってこいよ!」
「…はい!」
しょうがないなぁ、先輩は。
赤い顔には気付いてないことにしてあげますね。