非リアな僕ら



「後輩よ、只今あなたの先輩は非常にムカついています。何か言うことがあるのでは無いのでしょうか?」

「先輩、来るの早いですね。」

「お前が遅いんだろうが!もっと早くに来いよ。俺先輩、君後輩。先輩待たすな。リア充の中で俺を1人にさせるな!」

「先輩、いつも言ってるじゃないですか。私基本時間にルーズなんで大抵遅刻しますって。先輩もゆっくり来てくださいよ。」


只今待ち合わせの5分後。この時間に来れただけでも褒めてあげるべきだと思うんです。


「先輩、ハッピーバレンタインです。彼氏に挙げるように考えてた手作りチョコです。」

「話しをそらすな!そしてアンが抜けてるぞ。アンハッピーバレンタイン‼︎」


そう言いながらも受け取る先輩。


「先輩知ってます?ホワイトデーって3倍返しなんですよ。」

「大丈夫だ。お前なんかにお返しをする価値はないからな。」

「先輩酷いっす。それ絶対美味しいですから。美味しいお返し期待してます。」



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