大嫌いなアイツの彼女になりました。






「ねえ、次どうする?」


「うーん、何しよっか」


 あたしはアイスコーヒーを一口。

 望月相馬もアイスコーヒーを少し飲むと、頬杖を突いた。



「あっ、俺買いたいものあったんだ」


「え?……じゃあ、買い物でもする?」


「マジで?いいの?」


「うん、別に他にすることもないしね」


「ありがとう、純香ちゃん」



 そんな会話をした後、あたし達は急いでアイスコーヒーを飲み終え、カフェを出て行った。


















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 ー-痛い。


 そう最初に感じたのは、いつだったっけな。

 少なくとも、30分は経っていると思う。



 カフェを出てから、あたし達はショッピングを楽しんだ。


 望月相馬が買いたいと言っていた、ピアスを一緒に選んだり。

 ペットショップで可愛い子犬を見て癒されたり。


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