ナガレボシ

思えば、いつも「また明日」

って見えなくなるまで手を振って

坂を下りてく君は

あの日、「またな」って言ったんだ。

「うん、また明日ね。」

なんて、深く考えずに

手を振ったのは私。


でも、いなくなるなんて


聞いてない。


会えなくなるなんて、


聞いてないよ。
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