ねぇ、どうして君は【First】
だけど、行こうとしたところに家にクラスの連中が押しかけてきた。
「今日は帰れ」と何度言っても聞いてくれず。
俺の家だから、俺がいなくなるわけにもいかなかった。
桜に謝ろうと携帯を探したら、「今日は携帯禁止だ!」とか意味のわからないことを言われて隠された。
流石にそのことに俺がキレて返してもらおうとしたけど、あいつら本当に携帯なくしやがって。
家の電話を使おうにも桜の番号を覚えていなかったからできなかった。
そして気付けば俺もクラスの奴らと騒いでしまい、桜に連絡し忘れたことに気付いたのは偶然ベッドの下に転がってた携帯を見つけた16時だった。