ねぇ、どうして君は【First】




私には時間がない。





「アイツには、言わないの?」


「言ったところで、マナ君の反応は変わらないよ」


「そっ、か」






だからね、ハル。



私は彼には言うつもりないよ。







「桜ちゃん…!別の選択肢はないの !?」


「このクラスのみんな、一之瀬さんのこと思ってるのに、急すぎるよ…」





気付けば私はクラスのみんなに囲まれていた。





< 6 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop