最低最悪な一年間
いじめが続く中で私の心は壊れつつあった。

死にたい…。死にたい…。

日に日にそんな思いが増す。

鋭利なナイフを見ては掴み、自分の手首に向けていた。

高い所から下を見下ろすと

『ここから飛び降りれば死ぬのかな』

と考えては足を踏み出していた。

しかし…寸の所で思い留まった。

自分が死んでも…奴らは何の感じない…。

一年経てばこの苦しみは終わる…。

そう自分に言い聞かせて辛うじて自分を保ったしか無かった。

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