え、高嶺の花が僕の彼女⁉︎
「春華って呼ばないで。」


「俺にこの笑顔が向いたらどんなにいいだろうっていつも思ってた。もう一度、一緒に笑って欲しい。春華がいいんだ。高嶺の花とか、そんなの関係ない。春華がいいんだ。」



「春華って呼ばないでっ!」


春華が金切声をあげた。



彼女は泣いていた。


「ばかぁ…ばか……呼ばないでって言ったじゃん。」

僕は目を見張った。

春華に抱きつかれてたから。



「夏祭り、いってもいいよ。」


「いいの?」


「うん。」





< 176 / 292 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop