え、高嶺の花が僕の彼女⁉︎
「あいつ、ヘタレだからぜぇーたい、告白とか無理だし。でも、ちょっと兄貴として出しゃばりすぎたかもなー。」

苦笑しながら陽は頭をかく。



「私、陽も、裕くんも……傷つけた。私、間違ってた。」




誰も傷つけたくないって思いながら、変にいい人ぶって、それなのに、自分の気持ち抑えきれなくて。



結局二人とも傷つけて。


挙句に陽くんにこんな嫌な役回りさせて。



「私、ダメだね……私、陽には本当に申し訳なく思ってる。あの朝、公園で本当はもっとはっきり言わなきゃいけなかった。」


私は立ち上がり、陽の座ってるベンチに歩み寄った。


すぐ近く、1メートルくらい前に陽がいる。



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