え、高嶺の花が僕の彼女⁉︎
高校の時、塾の帰りに変な奴らに道端で絡まれてた中学生の春華に声をかけて、引っ張り出して、二人で必死に逃げたっけ。
それからなんとなく、高校の帰り道はそこを通って。
最初のうちは挨拶する程度だったけど、そのうち、立ち話するようになって。
可愛いくて、馬鹿正直で。
ほっとけない奴だって気持ちはいつし好きだという気持ちに変わってた。
「ありがとう。バイバイ」
「ああ…」
やべ、柄にもなく泣きそうだ。
彼女はいつも、“またね”と挨拶する。
俺は次もあるってことが付き合ってからも堪らなく、嬉しくて。
だけど、今日はーー…
俺は笑顔を作って彼女に背を向けた。
上手く、笑えただろうか。
いつも、あまりに社交性のない弟をからかうが、今日ばかりはこんなツラ見せたら弟の方に馬鹿にされそうだ。
それからなんとなく、高校の帰り道はそこを通って。
最初のうちは挨拶する程度だったけど、そのうち、立ち話するようになって。
可愛いくて、馬鹿正直で。
ほっとけない奴だって気持ちはいつし好きだという気持ちに変わってた。
「ありがとう。バイバイ」
「ああ…」
やべ、柄にもなく泣きそうだ。
彼女はいつも、“またね”と挨拶する。
俺は次もあるってことが付き合ってからも堪らなく、嬉しくて。
だけど、今日はーー…
俺は笑顔を作って彼女に背を向けた。
上手く、笑えただろうか。
いつも、あまりに社交性のない弟をからかうが、今日ばかりはこんなツラ見せたら弟の方に馬鹿にされそうだ。